会社を立て直すための資金は、意外な場所に残っている。 動産価値の見直しのすすめ

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1 僅かな資産をどう活かすか。ハイエースは“再生の力”になる

事業を立て直そうとするとき、
避けて通れないのが「再生のための資金をどう確保するか」です。

どれだけ優れた再生計画を立てても、
着手金や初期費用を用意できなければ、最初の一歩すら踏み出せません。

そのためご相談に来られる多くの経営者が、まずこう口にされます。

「もう資産なんて残っていない」
「売れるものは何もない」

これは責められるべきことではなく、
苦しい状況の中で長く踏ん張ってこられた証でもあります。

ですが、実際に現場を丁寧に見ていくと、
“再生のスタート資金” になり得る価値が意外な場所に残っていることがあります。

その代表例のひとつが――トヨタ・ハイエースです。

飲食業の仕入れ、製造業の納品、建設業の現場移動。
“どんな仕事でも働き続けてくれる相棒”として、中小企業にとって欠かせない存在です。

そして近年、ハイエースは新車不足の影響で中古市場が高騰し、中古車でも非常に換金価値が高い状態が続いています。
つまり今、ハイエースは再生のための「大切な資金源」になり得るのです。

2 見落とされやすい「動産価値」という助け舟

企業再生の話になると、多くの方がまず“不動産”や“大きな設備”をイメージされます。
しかし、実は車両のような動産こそ、必要なときすぐ現金化しやすい資産です。

特にハイエースは人気が高く、状態が良ければ早期の売却も可能。
そのお金で再生に必要な着手金をまかなったり、新会社の設立費用を確保できたケースもあります。

「たった一台の車で変わるの?」
と思われるかもしれませんが、実際の現場では、この“たった一台”が再生のスタートラインを作ることが珍しくありません。

必要なときに必要な現金を生み出してくれる――
まさに「動く資金源」なのです。

3 売却前に気をつけたい3つのポイント

車両を再生の過程で売却する際には、いくつか注意点があります。
混乱やトラブルを避けるためにも、次の3つは必ず確認しておきましょう。

(1)名義と担保の有無
車検証の名義が会社か個人か、ローンやリースが残っていないかを確認。
債権者の承諾が必要な場合もあります。

(2)譲渡価額は必ず「時価」で
安すぎる価格で売却すると、偏頗弁済や否認の問題が生じる可能性があります。
中古車業者の査定やオークション相場を参考に、適正価格で行いましょう。

(3)保険・税金・車検など細かな手続き
名義変更後の保険料の返還、自動車税の精算は見落としやすいですが大事な現金回収ポイントです。

4 残されたものを活かす。そこから再生が動き出す

企業再生には「多くの資産」や「大きな資金」が必要だと思われがちですが、実はそうではありません。
大切なのは、“残っているものを正しく見極め、最大限に活かすこと”です。

たとえ数十万円、数百万円の売却益であっても、そのお金で新会社を立ち上げたり、再生の初期費用をまかなうことができます。
そこから事業は再び動き出します。

特にハイエースのように市場価値が安定した資産は、再生の大きな手助けになります。
「もうない」と思う前に、会社に残っている車両・道具・在庫を改めて見直してみてください。

そのなかに、再生のきっかけが眠っているかもしれません。

5 終わりに ― 再生の鍵は“気づき”から始まる

企業再生は、何か特別な魔法ではありません。
目の前の現実を丁寧に見直し、残された資源を一緒に活かしていく営みです。

一台のハイエースが、会社をもう一度立て直すための大切な資金源になる――
これは、多くの現場で実際に起きていることです。

そして再生の成否を分けるのは、資産の量よりも、経営者の意識の変化です。
「もう何もない」ではなく、「まだこれがある」。

その気づきが、再生の第一歩になります。

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